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はじめに

コーヒーにはひとりひとりに好みがある

コーヒーは、飲む人と飲まない人に分かれる飲料です。

そして、コーヒーを飲む人の中でも、まだ認知度がそこまで広がっていないものが、

「スペシャルティコーヒー」という存在です。

そんな中、「スペシャルティコーヒーはおいしい。」

とだけ言われても、その違いが分からない…と感じる人は少なくありません。

価格が高い。

酸味がある?

こだわりが強そう…。

そんなイメージだけが先に立ち、「自分には難しいもの」と感じてしまうこともあります。

でも、本来スペシャルティコーヒーは、一部の人だけのためのものではないですよね。

誰もが「おいしい」と感じられる可能性を持ったコーヒーです。

では、なぜその違いは伝わりにくいのでしょうか。

もしかしたら、いままでは「知識」や「情報」から伝えようとしすぎていたんじゃないでしょうか。

品種や標高、精製方法、焙煎度。

もちろん、それらはコーヒーを理解するための大切な要素です。

でも、本当に知りたいことは、

「飲むと何が違うのか。」

ではないでしょうか。

一杯のコーヒーを通して、

「こんなに甘いんだ。」

「こんなに透明感があるんだ。」

「飲み終わったあとも、心地よさが続くんだ。」

という、リアルな体験です。

浅煎りや深煎りという言葉だけでは語れない、コーヒーの可能性。

透明感。

甘さ。

そして、記憶に残る余韻。

THE COFFEE JOURNALでは、焙煎や抽出の話だけではなく、コーヒーの歴史や文化、生産地のこと、日々の発見や研究、そして一杯のコーヒーの先にある豊かな時間について、店頭でいただいたお客様の声も交えながら綴っていきます。

コーヒーにはひとりひとりに好みがあります。

もちろんすべての人にあてはまる正解があるわけではないですが、コーヒーには、まだたくさんの可能性があります。

その可能性を、一緒に探していけたらと思っています。

8/7、THE COFFEE JOURNAL
コーヒーをめぐる旅は静かにスタートします。